主に農業や運送業などの業務用として利用されるスズキの「キャリイ」「スーパーキャリイ」。近年ではレジャー利用も増えており、内装・外装を自分好みにカスタムしたり、空間を快適化したいと考えたりする方も増えています。
そこで今回はキャリイやスーパーキャリイの内装・外装カスタムポイントに加えて乗り心地改善の方法や空間を快適化する方法を解説します。
キャリイ、スーパキャリイの内装カスタム
キャリイやスーパーキャリイは主に積載機能が重視されており、内装の質感は最低限の仕様になっています。しかしこれらの軽トラはカスタムパーツの種類が多く、自分好みの内装にドレスアップしやすいです。
以下よりキャリイ、スーパーキャリイの内装カスタムパーツをご紹介します。
シートカバー
シートカバーの変更は、比較的簡単な内装カスタムのひとつです。シートカバーを変えるだけで内装の雰囲気をガラリと変えられます。見た目を重視する場合は、デザイン性を重視して選ぶとよいでしょう。
頻繁に運転したり、一回の運転時間が長かったりする場合は、乗り心地改善を目的としたシート選びがおすすめです。肌触りのよい素材やクッション性の高いものを選ぶと乗り心地が快適化します。
キャリイとスーパーキャリイではシートカバーの大きさが異なりますので、車種に適合した商品か確認してから購入してください。
フロアマット
業務用やレジャー用での利用が多いキャリイは、フロアマットが汚れがちです。汚れにくいものや水洗いしやすいものを選ぶと、常に清潔な状態を保てます。コイルタイプのマットは砂汚れもキャッチしてくれるので、車内に砂が散らばりにくいです。滑り止め効果のあるマットを選ぶとより良いでしょう。
長時間の運転が多い方は、クッション性が高いものを選ぶと足への負担が軽減します。
アクセサリーパーツ
ハンドルカバーやシフトカバーなどのアクセサリーパーツは、特別な技術がなくもできる内装カスタムです。しかし存在感は大きいため、カバーの有無で内装の印象が全く変わります。素材や柄の種類も豊富なので、理想の空間にぴったりのものを選んでみてください。
ハンドルカバーでは納得できない場合は、ステアリング自体の交換もできます。より内装カスタムにこだわりたい方におすすめです。
そのほか既存のルームランプをLEDに変更したり、車内に間接照明をつけたりすると車内が華やかになります。
収納グッズ
レジャー利用や長距離運転が多い場合は、収納グッズを利用するとよいでしょう。天井に取り付けられるものやアームレストになるコンソールボックスなど、スペースを取らない収納グッズが販売されています。
限られたキャビンのスペースを有効活用できるアイテムを選べば、キャリイを快適に運転できるでしょう。
キャリイ、スーパキャリイの外装カスタム
キャリイやスーパーキャリイは商用車であり、あくまで仕事のしやすさに特化して作られています。コストが安い分、外観の格好よさは備わっていません。
しかし外装をカスタムすれば、自分好みの格好よい車を作り上げることができます。カスタム方法によっては乗り心地改善もできるのです。
キャリイやスーパーキャリイの外装カスタムについて解説します。
エアロパーツ
エアロパーツはキャリイの見た目を大きく変えられるアイテムです。見た目を軽く整えるだけではなく、大型トラックやスポーツカーのようなイメージにも変えられます。
フロントバンパー下に取り付ける「フロントスポイラー」、車体横に取り付ける「サイドスカート」、車体後方に取り付ける「リアスポイラー」の3種類があります。気に入ったものを取り付けてみましょう。
ホイール
デフォルトではスチールホイールが装着されているキャリイですが、アルミホイールに変えるだけでもグッとかっこよさが上がります。光沢のあるアルミホイールは、キャリイを上質な印象に変えてくれます。
アルミホイールはカラーもデザインも豊富ですので、ぜひお気に入りのものを見つけてみてください。
さまざまなデザインを試したい人は、ホイルカバーもおすすめです。スチールホイールに被せるだけで足元の印象ガラリと変えてくれます。
ヘッドライト
キャリイ、スズキキャリイの純正ヘッドライトはハロゲンランプです。ハロゲンからLED、もしくはHIDに変えると視界が明るくなり、夜間の運転が快適化します。
また、ライト周りにイカリングを装着すると、よりスタイリッシュに変化。プルーやオレンジなどカラーライトもありますので、外装やお好みの系統に合わせて選ぶと良いでしょう。
ローダウンもしくはリフトアップ
ローダウンは、車高を下げることです。
車高調を装着するとボディがローダウンし、見た目がスポーティーに。重心が下がるため走行時の車体の傾きを抑えられ、スムーズに走りやすくなります。荷物の積み下ろしも楽ちんです。
ただし道の凸凹の衝撃を和らげにくくなるため、乗り心地が悪いと感じることもあります。
リフトアップは、車高を上げることです。
車が大きく見えたり見通しが良くなったりするほか、山道などの凸凹したところを走りやすくなります。しかし重心が上がるため安定性が下がり、カーブなどをスムーズに走りにくくなります。
ローダウンとリフトアップはどちらも見た目や乗り心地に影響を与えますので、よく検討してからカスタムするとよいでしょう。
キャリイ、スーパキャリイの内装カスタム
内装や外装をカスタムすると、外観を自分好みに変えたり、乗り心地を改善したりできます。見た目の良さに加えて快適に運転できる工夫を施すと、カーライフがより充実するでしょう。
なお、内装・外装カスタムの際には、プロに依頼すると理想の仕上がりを実現できます。キャリイやスーパーキャリイのカスタムを検討している場合は、一度相談してみるとよいでしょう。