軽トラの荷台が使いにくい、室内をもっと快適にしたいと思ったときにおすすめなのが、改造(カスタマイズ)です。
とはいえ、あまりお金をかけたくない、どのようにすればよいのかわからないと躊躇してしまうかもしれません。
そこで、荷台を使いやすくするアイデアや、コストをかけずに内装を自作でカスタマイズするアイデアをご紹介します。
荷台を使いやすく改造3つのポイント
軽トラの荷台は、そのままでは荷物の積み込みがしにくいケースも少なくありません。そこで、使いやすく改造するアイデアをご紹介します。
1.重い荷物を積み込みやすくする
重い荷物は、荷台に乗せるだけでなく、奥に移動させるのも大変です。
大きなトラックの荷台に埋め込まれているようなローラーコンベアを取り付ければ、重い荷物も楽に積み降ろしができますが、業者に取り付けを依頼する必要があるため、コストがかかります。
そこで、おすすめなのが、荷台にレールを取り付ける方法です。
ステンレスやアルミなどの金属製の細いレールを、荷台の縦方向(前後方向)に数本並べると、摩擦が軽減されて、重い荷物でも簡単に奥まで滑らせて移動できます。
その際、荷台に乗って作業する際に滑らないよう、レールは、荷台の大きさにカットしたゴムマットに取り付けるとよいでしょう。
2.荷物を容易に固定できるようにする
壊れやすい荷物を積むことが多かったり、積載量が少なかったりすると、走行中に荷物が動かないように固定しておかなければなりません。
その場合は、荷台にスライドレールを取り付け、そこに稼働可能な固定装置を付けておくと、荷物の大きさや置き場所に合わせて固定することができるのでおすすめです。
3.より多くの荷物を積めるようにする
軽トラの荷台は、背の高いものを立てて乗せにくい構造になっています。また、小さい荷物を高く積み上げるのも難しいです。
そんなときは、キャリアを取り付けるのもおすすめです。
4本の脚の上部にキャリアが付いているため、背の高いものも立てかけて積むことができるうえ、キャリア上部にも荷物を積むことができます。
さらに、キャリアの上からカバーを掛ければ、雨や汚れから荷物を守ることも可能です。
軽トラックの内装を自作カスタム!
次に、軽トラの車内を使いやすくカスタマイズするアイデアをご紹介します。
カー用品店で便利グッズを買って来てカスタムするとなるとカスタムの知識がない人にとっては難しいです。
そこで、おすすめしたいのが自作です。
「DIYは苦手…」という人でも部分的なカスタマイズは可能です。。
100均などで手に入るグッズでも、表面的な部分に限り、改造することができます。
1.複数箇所に収納を作る
軽トラは荷物を運ぶことを目的としているため、車内は意外と狭いです。
助手席に人を乗せていれば、上着や鞄、雑誌などの置き場所に困ることも多いでしょう。その問題を解決するには、車内のあちこちに収納を作ることです。
天井
意外に思うかもしれませんが、天井は収納のベストスペースです。
たとえば、天井一面にルーフネットを張れば、上着や毛布など軽くてかさばるものが収納できます。
さらに、ボックスティッシュを下向きにしてネットに挟んでおけば、必要なときにサッと手に取りやすいでしょう。
また、コンパネやプラスチック製の段ボール(プラダン)などを使って天井に棚を作れば、より収納力が増すのでおすすめです。
棚を天井にネジ留めしたくない場合は、100均でも入手可能な強力マグネットを使うとよいでしょう。
サンバイザー
サンバイザーに2本の平ゴムを平行に巻き付けるだけで、駐車券やサングラスなど小さいものを挟んで収納できるようになります。
ボックスティッシュをこの方法で収納することも可能です。
なお、平ゴムは100均の手芸コーナーなどで手に入ります。
グローブボックス下
グローブボックス下の面にも小物収納を付けることができます。
100均で見かけるようなネット状の薄いポケットなどを取り付ければ、ポケットティッシュやスマホ、充電ケーブル、予備のマスクなどを収納するのにぴったりです。
シート後部の窓周辺
シートの後ろの窓周辺にも収納スペースがあります。
ただし、窓をふさいでしまわないように、ワイヤーネットを取り付けて小物を掛けるような収納にしましょう。
強力マグネットフックを使えば、取り付け位置も自由に調整できます。
ワイヤーネットも強力マグネットフックも100均で手に入るので、コストもかかりません。
2.アームレストを自作する
アームレスト(センターコンソール)があると、長時間のドライブが快適になります。
しかし、軽トラにはアームレストが付いていない場合がほとんどです。
純正のものもありますが、それなりの値段がするため、躊躇することもあるでしょう。
アームレストはある程度であれば、自作できます。
自作のメリットは、アームレスト部分に作り込む収納を、自分の使い勝手がよいようにカスタマイズできることです。
ドリンクホルダーやペーパー類を立てておくポケットなど、普段、自分が「あればよいのに」と思う収納を備えたアームレストを考えて作ってみましょう。
100均で手に入るスノコをばらしたもので作れば、コストも抑えられます。
なお、インターネットには、サンバーバンやハイゼットトラックのアームレストを自作する動画がアップされているので、参考にしてみてもよいでしょう。
【まとめ】最高のカスタマイズはカスタムのプロにしかできない
軽トラの改造は、見た目も使いやすさも良くするという目的で行われることが多いです。
しかし、軽トラの改造は奥が深く、素人だと上手くカスタムするのは難しいです。
とくにパーツの仕入れ先や改造のノウハウがない素人の場合、カスタマイズには限界があります。
また、カスタムパーツの知識がないままカスタムすると、カスタムショップに頼むよりも返って高額になることも多々あります。
軽トラの改造に詳しくない人は、カスタムショップに依頼することをオススメします。